「モックアップ」とは完成イメージを確認するための試作品のこと。
グラフィックデザインにおいては、
包装や容器に印刷されたデザイン案を
クライアントに提案するための手法として用いられています。
本書では、平面デザインを立体物へ展開するためのモックアップ素材と
各種デザインに役立つパターン&テクスチャを
付属DVD-ROM&ダウンロードデータで用意しています。
各モックアップのメイキング解説も掲載していますので、
初めてモックアップを作成する人も安心。
まるで撮影したかのような美しい素材は
デザイン披露のプレゼンに役立つこと間違いなしです。
本書はCS6以降、CC 2017 推奨です。
CS6では、一部、メニュー(機能)の名称やダイアログ類の配置が違いますが、
これらを読み替えれば、十分に活用することができると思います。
CS6で使えない主な機能は、[ライブシェイプ]、[ガイドレイアウト]です。
[ライブシェイプ]は、シェイプやパスを作成後も編集できる機能です。
たとえば、適当な大きさのシェイプやパスを作成して、幅、高さ、座標、角丸などを後から調整できます。
CS6では、この[ライブシェイプ]機能がないので、シェイプやパスを作成するときに、
幅、高さ、角丸の設定値をオプションバーで入力します。
座標の調整は、シェイプやパスを作成後、[command(Ctrl)]+[T]キーを押して、
変形のバウンディングボックスを表示すれば、
[移動ツール]のオプションがオプションバーに表示されるので、
[X]、[Y]にそれぞれ設定値を入力します。またはバウンディングボックス内をドラッグして移動します。
[ガイドレイアウト]は、使用するドキュメントサイズに応じて、
ガイドを自動作成してくれる機能です。たとえば、センター十字ガイドを計算なしで作成することができます。
CS6では、この[ガイドレイアウト]機能がないので、センター十字ガイドを作成したい場合は、
あらかじめ、ドキュメントサイズから座標値を割り出さなくてはなりません。
[X]、[Y]軸の座標の基点は、ドキュメントの左端が「0」です。
[表示]メニューから、[新規ガイド]を選択し、[新規ガイド]ダイアログで、
[方向]に[水平方向(X)]、[垂直方向(Y)]のいずれかを選択して、[位置]に設定値を入力します。
[新規ガイド]で設定できるガイドは1本(1箇所)のみです。設定ができたら[OK]をクリックします。
機能的には同じですが、ダイアログ類が大きく変更されているものとして、
[新規ドキュメント]、[画像解像度]があります。これらは読み替えが可能だと思うので、
詳細は省略させていただきますが、ご不明な点がございましたら、お気軽にお問い合わせください。
著者
フロッグデザイン
定価
2,808円(本体価格 2,600円)
発売日
2017年10月25日
判型/ページ数
B5正寸/224ページ(オール4C)
ISBN
978-4-8026-1127-5